
素材の質感と空間の余白が心地よい住まい

夜の外観は、木の質感と黒いガルバリウム鋼板の組み合わせが際立ち、温かみのある光が室内からこぼれ出しています。プライバシーを守りながらも、上部に設けた横長の窓からは採光がしっかりと確保されており、昼と夜で異なる表情を楽しめる佇まいです。

キッチン背面には造作の可動棚とカウンターを設け、書き物や家事コーナーとしても活用可能。ダイニングとキッチンを直線でつないだ動線設計により、食事の準備や片付けもスムーズです。照明はペンダントとスポットを組み合わせ、陰影を意識した照度計画になっています。


天井のレッドシダーと現しの梁が印象的なリビングは、薪ストーブを囲むように床を一段上げた落ち着きのある空間。やわらかな灯りが天井を照らし、夜の時間にぬくもりと陰影をもたらします。程よいこもり感がありながら、天井の高さが空間に広がりも与えています。